第五回千葉県地域情報化推進研究会

2003.3.12終了

IT活用による地域再活性化シンポジウム
●東金シンポジウム開催概要●

結果報告掲載中
(PPT資料)


学内見学

プログラム

開会挨拶: 河合 洋一  日本テレワーク協会 南総シテ−研究会 会長

経過説明: 田川 晋一郎 日本テレワーク協会 南総シティ研究会 事務局

基調講演:「地域再活性化に向けた新産業振興と情報化推進の効用」

講師 渡邉 和男  千葉県商工労働部経済政策課IT推進班主幹
   
パネルデイスカッション:「ブロードバンド時代に向けた東金地域の可能性」
    (パネリスト)


     渡邉 和男   千葉県商工労働部経済政策課IT推進班主幹
     高橋 邦夫   千葉学芸高校校長


     袁  福之   城西国際大学情報科学研究センター所長
     田中 慎吾   マイクロビジネスコーデイネーター
     土濃塚 雅代  東金市うきうき情報主宰


     川村 眞知子  地域コーデイネーター
    (モデレーター)
     柳田 公市   日本テレワーク協会客員研究員


第四回千葉県地域情報化推進研究会

2003.2.18終了

IT活用による地域再活性化シンポジウム
●銚子シンポジウム開催概要●

結果報告掲載中
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(PPT資料)


第三回千葉県地域情報化推進研究会

2003.1.31終了

■ 開催概要メモ

詳細結果報告掲載中
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 「民産学官の連携による情報インフラの整備と地域活性化シンポジウム」
■ 基調講演 (by 多賀谷一照)
「e-Japan 構想から見た地域情報化」


・平成13年現在で、県内で6〜7割の地域が DSL 導入済み。
光ファイバーにいたっては北西部に限定されている。
   インフラとして不十分
  ・他の県を見てみると...
茨城は全県的に IPX を持ち、どの地域からも接続できる
   ようになっている。
もちろん公費で構築されている。
長野ではギガビットネットワークを上流として同じようなネット
    ワークを作っている。
・千葉県では民間主導のインフラが県北西部には構築されてい
   るが、南部では遅れている。
需要・採算性が明確になっていないため。
・館山中心に徐々に DSL が広まってきてはいるが、メタルケー
   ブルのため限界がある。
・テレビ放送のデジタル化。既に BS はデジタル化されている。
  ファイバ・ADSL と並行し、
衛星放送も動画コンテンツのインフラとして考えられる。
・E-Japan から U(ユビキタス)-Japan へ。
脱 PC → TV・携帯でコンテンツ受信に。IPv6への切り替え。
・小学校での運動会、バードウォッチングなどが手軽に発信で
   きるように。(=オンサイト型)
館山から千葉へ。
・ブロードバンドの必要性は地方のほうが高まるはず。

■パネルディスカッション1
  「民産学官の連携による情報通信インフラの整備」
パネリスト:村上正和(M)・佐藤 誠(S)・浅井 信(A)
モデレータ:伏原芳安(F)

F) 現在のネットワーク構造は都市部のIT産業から地方の個々
    の組織がサービスを受けている。
    勢い、地方は都市部を追いかける形から抜け出せない。
→地域の産官学が共同する必要がある。
本来、室内で使われる EtherNet を広域で使える技術を地域
     内全体で使おう。
→個人の負担は? 上流の回線・無線機器などを含めてアクセ
      スポイントあたり50名の参加があれば、月3000円程度で実現
      可能という試算。人数が多ければさらに安くできる。

M) ブロードバンドのインフラを使って利便性を高めるようなものを作りた
     い。
例:牛の生産地などを DB 化して、店頭で参照・確認できるように。

ラストワンマイル問題。最後の家庭までのアクセスをどう実現するか?
→無線技術が有効。
・5GHz帯が屋外でも使えるようになった。最高速度 50Mbps(!)。
・18GHz帯も使えるように討議されている。最高速度150Mbps以上に!

3年に一度電波をどう使うかについての国際会議があり、そこでも 5GHz を
屋外で使えるよう提案している。

S) 個人情報保護の観点から、セキュリティの問題。安全かつ安心できるよう
    なネットワーク作りが必要。
    ・LGWAN(総合行政ネットワーク)... 全国の自治体が霞ヶ関に流れるように
      なる。1基1000万。
  コストがかかる。ただし、合併対象の市町村共同で使用してよい。
    ・安房地域の中でも隔差が出てきている。館山市は独自の光ケーブル
       を持っている。
  ・館山市は e-まちづくり基金について手を上げている
 不利地域の隔差改善
ホットスポットの構築
等を提案している。合併時のときにソフトランディングできるように。

A) 観光の視点からの IT について。
安房地域は人口が減っている。交流人口を増す = 観光客を増やす
     ことが必要。
どういった観光客をつかむか?
今まで観光業者が主体だったが、業者と市民が協同することが重要。
→地域の自然・観光資源をどう都会の人に伝えていくか?
例:祭をライブ中継。ライブカメラを設置。
総合教育の視点から海に対する関心が高まっている。これも取りこ
     みたい。

■パネルディスカッション2
「民産業学産の連携による産業振興と地域再活性化」
コンテンツビジョンとデジタルビレッジ

パネリスト:渡邊和男(W)・大津直之(O)・柳田公市(Y)
モデレーター:鈴木聡明(S)

S) 南房総地域のコンテンツ状況
・各地域が個別に発信している。相互の連携が希薄。
→Web型共通 DB を構築中。地域情報の量・質を改善したい。
→地域ポータルサイトを構築。連携の向上。訪問数の増加。
→地場産品ショッピングサイト構築。
・道の駅の在庫管理能力を利用。
→施設の予約サイト構築。
・宿泊施設の予約は当然。
・体育館・アリーナなどの設備を有効に活用。
→資源の多面的連携
・観光資源があるところは ADSL が未導入。ファイバ網を引
        きたい。
→ライブカメラ
→地域内の知恵をグループウェアで共有
今日ここに座った印象は? > パネリスト
W) 自分は県北部の出身。「南部は憧れの土地」素晴しい資源に
     恵まれている。
Y) 館山市の情報化についてメールしたら 15 人がバタバタっと集
    まった。情報化とはそういうもの。
南房総には「なんであくせく働かなくてはならないの?」という風土が。
O) 仕事ではもちろん、幼少期には南房総にお世話になっていた。
S) 「水中のライブカメラをどう思う?」
O) ライブカメラは倍々で普及している。
ライブカメラばかりを集めたサイトを作れば有効なのではないか?
「水中」は前例がない。ダイビングする人には効果があるかも。
W) 「面白いな」という印象。地域をまとめていく中でライブカメラを使って
行けば有効かも。
Y) インターネットは両刃の剣。
「ライブカメラ <-> プライバシーの保護」この辺りを考えないと問題あ
    りかも。 善悪のけじめを踏まえて展開しないと。

....水中カメラのサンゴ礁の映像....

S) こういった映像を見てどう思うか?
O) 人を集めると環境が壊される可能性も。IT はツールであり、サンゴ
     の周辺に潜るルールが必要。
     IT = 産業活性ということではないのでは?
W) 感覚的に「面白い。」地域全体でどう取り組むか、を固めた上で
     進めることが重要。
インパクトを追い求めると一部だけになってしまう恐れも。
Y) ライブ感覚を伝えるためのツールが IT では?南房総に若者を
     誘致するための高速インフラ・空き家利用。

■鼎談(by 鈴木秀美・田中ひろみ・ラスムッセンひさみ)
「IT 利用による『生活の質の向上』と産業活性化・地域連携」
   ひでみさん:たてやまITヘルプデスクのご紹介など
   ひさみさん:アメリカの情報化教育の現状など。
           ITによる地域活性化をグローバルな視点から。
           30分では時間がとても足りない熱弁でした。
           わざわざSFからお越しいただきありがとうございました。
       
   ひろみさん:「里見の城下町としての館山(館山城など)と南欧風の
           街並みとのアンバランスを今後どう収拾するか」の投げ
           かけが印象的でした。


深謝 1/31館山シンポジウム満員の盛況


第ニ回千葉県地域情報化推進研究会

東金市役所4階会議室 

2002.12.16終了

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●議事運営担当より、開会宣言後各出席者よりの発表が行われた

広域連携事業調査事業のまとめ


第一回千葉県地域情報化推進研究会

2002.11.01キックオフ

プロードバンドの普及ユピキタス化について考えた地域情報化推進研究会の会場

地域情報化にむけた民産学官の協働による研究会の立ち上げができました。


全県に高逮ネッワーク網を張り巡らせて、地域振興を考える「千葉県地域情報化推進研究会」
が七月に県の認証を受けたNP○法人ナレッジネットワークによって立ち上げられた。
主催者のナレッジネットワーク(船橋市、柳田公市理事長)は、本県の情報化遅延地帯の改善を通じ
「生活の質の向上」を目指すことを目的にすると語る。
県内で高速インターネット環境の普及を図るとともに、普及後にそれを生かして何ができるかを考える
県地域情報化推進研究会(主催・ナレッジネットワーク、研究会会長・多賀谷一照千葉大副学長)の
第一回会議がこのほど、千葉市内(県庁や目的ホール)で開かれた。
県内のプロードパンド環境は、東京に近い湾岸地域では普及が進んでいるものの、県東、県南地区では
整備の遅れが目立つ。こうした地域格差の解消を図るため、「民・産・学・官」それぞれの関係者が
意見交換を行い、解消への方策を探るのが同研究会の目的だ。
会場には同NPO法人の会員をはじめ、県や国のIT閲連担当、通信事業者の社員、学校閲係者ら約六十人
が参加。プロードパンドの普及が進んでいない地域の住民による現状報告、先進的な地域の取り組みの
紹介、通信事業者の基本的な考え方などの発表を通じ、「まず地域庄民で普及に向けて努力し、
それでも難しければ行政へ協力を働きかける」との基本姿勢を確認し合った。
同研究会は今後、メーリンクリストによるネット上での議論を続け、年内に第ニ回会議を閲く予定。


第1回地域情報化推進研究会議事録

                           2002.11.01 書記:鈴木聡明

◆ 柳田(K-Net:司会)       15:00〜
本日は、御多用中皆様御参加頂きましてありがとうございます。
また、会場提供及び運営に御尽力頂きました皆様に御礼申し上げます。
さて、「第一回千葉県情報化推進研究会」への呼び掛けに、民産学官の方々が呼応頂きまして本日を向かえましたが、これは行政への請願といったような物ではありません。
地域の実体情報を共有して、ブロードバンド、ユピキタスコンピューテイング時代にあった通信環境の基盤整備と、その先にある利活用方法に関する研究会です。
ややもすると、基盤整備が目的のごとく論じられたりしますが、バックボーンが整った後に、コミュニテイー内での情報流通、行政サービス、医療・福祉、教育、産業振興の一助(コミュニテイブジネス等の企業)やテレワークの活用によるワークスタイルの変更、カルチャー面での受益等を考えて行きたいと思います。
不利益地域は、実情を把握して頂いた上で、自らの力と協働によっての情報通信事業者、学術研究グループとの改善策を講じながら、足りない部分を行政との協働で解決すると言うスタンスで進めたいと思います。そして、行政サイドでは地域情報化政策の立案に、この研究会からの情報を網羅していただき、千葉県の情報化を進めて頂きたいと思っております。職制や立場上の発言が難しい、決済者でなければ広言できないような内容に関しましての発言は肩書きを外した個人(住民)的な物で結構です。
◆ 川津(東総CPS)         15:12〜15:18
情報基盤協議会の銚子地域分科会が現在動いていて、基盤整備と通信機器を使ったサービス研究している。 千葉大と一緒に進めている。
WG1:福祉、住民サービス
WG2:地域社会の活性化の研究
地場産業の売る商品はあるが、インターネット利用や、インフラ整備が不十分で販路が思うように作れないでいる。 銚子市役所本庁舎もやっとインターネットにつながって、今後LAN化などが望まれる。

◆ 松原(山武IT協議会)       15:20〜15:28
パソコン暦6年くらい(Windows95から使い始めた)で、山武地域のブロードバンド化が遅れているので、近くのお客さんがいっぱい来るスーパーにブロードバンドを導入するためのPRをした。 今のところは、どうしたらブロードバンドが導入できるかが最大の目的である。(ファイルの量が大きくなってメールのやり取りにも困ってしまう)他の地域から取り残された感じがして、メンバー同士のデータ交換にももどかしさを覚え、不便である。 山武はブロードバンドの予定は無い! と言われイライラしている。 人口密度が低く、注目度も低く、地域内のブロードバンドへの意識も低い。 地域イントラネット(官学主体)のファイバが引かれるということで、状況は良くなると思っている。
◆ 高橋(千葉学芸高校)       15:31〜15:42
東金市の情報化の取り組みは早く、学校にインターネットを入れたらどうなるか!?レポートをいろいろ書いた。 現在も様々な計画をしている。
6月に発表されたe-Japan計画では「ITと人づくり」は5本の柱の1つで、2005年にはすべての教室に2台のインターネット接続可能なPCをつけるとしている。 今は各学校にインターネットができる教室が1つある。 学校の規模にもよるが、1台/5.1人
にしよう! また、現在では各学校の通信速度は小学校が一番遅くて、大学が早いという状況であるが、本来は表現力や思考が発達していない小学校が早い環境が良いと思う。
学校インターネット(東金、八千代など始め4ヶ所の小中学校がつながっている)が続いてきたが、補助打ち切りになってしまう。 地域イントラネットが学校もつなぐ事業としてとらえ、未整備地域の自治体が手を上げれば、FTTHなどの基本インフラになりうると思う。

学校教育の情報化の状況(ver1.1) 高橋邦夫

【1】小・中・高等学校のIT環境の整備目標
e-Japan重点計画 2002 (IT戦略本部 平成14年6月18日)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/020618honbun.html
<内容>
・2005年度までに概ねすべての公立小中高等学校等が高速インターネットに常時接続
する。
・2005年度までにすべての教室がインターネットに接続できるようにする。
・地域センター(教育センター等)を中心に学校を結ぶ教育用イントラネットの構築
推進。
・2005年度までにコンピュータ教室における1人に1台使える環境の整備のほか、普通
教室等への整備を推進し、教育用PC1台あたり児童・生徒5.4人の割合を達成する。
・2004年度までに、私立小中高等学校等が、公立学校と同程度の水準の整備を目指し
て、コンピュータの整備及びインターネットへの接続等を行えるようにする。
・2005年度までに、各種の教育用コンテンツや教育支援情報を検索したり、ダウン
ロードできる教育情報ポータルサイト等の教育情報ナショナルセンター機能を整備
し、国立教育政策研究所において運用する。

【2】文部科学省 情報教育、教育の情報化施策
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/index.htm
・教育の情報化の意義・目的・内容・学校や行政・保護者の役割などについて参考文献。
「情報教育の実践と学校の情報化〜新「情報教育に関する手引」〜」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/020706.htm
・地方交付税積算基礎(国→地方自治体)
  コンピュータ整備   小331  中583 高 569 特殊 364 (万円)
  インターネット通信費 小22.9 中 16.8 高 41.4 特殊 15.1(万円/年)

【3】学校インターネット:ブロードバンド接続の学校教育用大規模イントラネット
・名称 次世代ITを活用した未来型教育方法研究開発事業(平成15年度まで)
・対象 約60地域3200校(全国小・中・高42000校中)
・回線 光ファイバ(VLAN方式)、ADSL、WLL=無線、CATV、衛星通信
・参照 http://www.schoolnet.gr.jp/
※今後は「地域イントラネット」補助(1/3補助)の枠組みで整備が展開される。

【4】学校における情報教育の実態等に関する調査結果(千葉県内、平成14年3月末)
・インターネット未接続学校数
 (小学校)銚子市1 八日市場市1 八街市1 (中、高、養護学校は100%達成済)
・校内LAN達成率
 100% 東金市、袖ヶ浦市  50%以上 丸山町、成東町、下総町、市川市、県立学校
※校内LANは2005年目標が2001年に前倒しされたが,県内ではこの前倒し方針に即応
 した自治体が上記であった,といえる。千葉県全体では22.5%。都道府県中24位で,
 最上位富山(52%)の半分以下。

◆ 袁(城西国際大学)        15:45〜15:59
城西国際大学の紹介
92年 設立
94年 千葉大を中心とした大学ネットワーク(384Kbps程度)
97年〜98年 文部省(サイネット)バックボーンが早い
98年 サイネット鎔OCN1.5Mbpsに切り替え(導入に半年かかると言われた)
本年10月 NTTのメガデータネッツを使う予定
城西としてはADSLが使えない。 97年〜98年あたりは日大生産工学部よりは良かった。 ここ4〜5年は努力しているにもかかわらず状況は良くならない。 大学内のLANは最低でも100Mbps、今後はGbpsを目指している。(各教室には情報コンセントがあり、図書館などは自由に利用できるPCも60台設置してある) これらの施設を使ってコンテンツをどう作っていくか・・・映像、デザインコースはコンテンツ発信、ケーブルTVで流したり、DVDを作成したりする。 大学のシステムは完成したが、学生が十分利用していないので、eラーニングが立ち上がっていない。 東金市のHPも学生がデザインし立ち上げ、サーバ立ち上げもHELPした。 インフラが大切、またインターネットは文化であり、様々なソフトウェアやヒューマンネットワークを作り上げる必要がある。
◆ 伏原(NPO南房総IT推進協議会) 16:00〜16:16
任意活動時代からの目標が3つ(下記)あり、NPO設立後も同様に活動している。 
1. ITの利活用に必要な地域インフラの整備
2. ITを駆使するための「知識、技術、文化」リテラシーの普及
3. 地域情報コンテンツの体系的な蓄積と配信
現在の問題点としては、地域間格差(都市部と地方)、更に地域内格差(整備度の差)があり、地域内の通信インフラの計画的な整備と産官学民すべての組織、個人にまたがる協働連携を促進させ、地域内の自助努力のよる主体的な計画と運営が求められている点にある。 地方の問題は地方だけの問題ではなく、世界の中の日本が抱える問題と酷似している。 地方が活性化することは、そのまま日本の活性化につながることを意味している。 次に資料の通り、南房総のブロ−ドバンド利用可能状況をまとめた。 地域内で利用できる高速ファイバ網(10Mbps〜100Mbps)の計画を来年度から実施に移せると思う。 (地域イントラネットで整備したネットワーク網の利用も考えていかないといけない) また、このインフラ網を利用した加入者系の無線LANの利用モデルを示す、利用費用は概算ではあるが、概ねこのような費用、利用人数で導入が可能だと思われる。
◆ 鈴木(メディアサーフィン)     16:18〜16:28
シニアネットサーフィン(シニアの組織)、ベイタウン管理組合の理事長をしているが、マンションにブロードバンドを進めてみたい。 都市部でブロードバンドが進まない理由として「知らないから」と言う事実がある。 日本人の横並びの習性を逆手に取って、他のところが導入したからという方法で導入を進めたい(最初は大変)、シニアのクラスでブロードバンドセミナーをやっているが、シニアというのは各地区のリーダー的存在が多く影響度大きいと思う。 ベイタウンの公民館に100Mbpsを引き、コンサートライブ、研修などに使っているし、集会所には自由に使えるPC4台置いている。
◆ 佐藤(PowerdCOM)         16:24〜16:33
山武町・・・こういう場所があるのかなと思い、何とかしないとね。という感じです。南房総は問題が多い。千葉県自体はそこそこの力のある県だと思うが地域格差がある。ブロードバンドのビジネス環境は経営としては厳しい判断があるが、協力できるところはしたい。 山武町のインターネットについてはケーブルを引かせていただく。 可能な限り努力したい。
◆ 石橋(NTT千葉支店)        16:33〜16:36
自宅は今でもISDNなので、会社に皆さんの声を反映していきたい。 やはり、経営的な点で現場の声が通るわけではない。しかし、地域の熱意が良い方向に向かえば良いと思う。
◆ 石井(NTTDoCoMo)        16:36〜16:38
配布資料は14年7月現在のFOMA、ムーバのサービスエリアです。 無線LANインフラの提供や協力を考えている。
◆ 浜田 (千葉県総務部)        16:39〜16:45
今日のようなものは、今までのようなしきたりではできなかった。 県が開くとなるとうまくいかない。 さて、県が今何をしているかと言うと・・・12年に作成したプランにより、PCを1台/1人としLANで結んだ。 これによって庶務係りをなくし自分のことは自分でやるという形に向かいつつある。 南房総IT推進協議会の柱を、県がそのまま目標としている。 まず、県がやっていくのではなく民間業者の進出を促す方針。 官のネットワークはセキュリテイを含め考えている。 e村づくりなど探っていきたい。 また市町村の問題として、電子自治体化をどう進めるか? 各市町村が独自にシステム開発をするのではなく、共通のシステムにしようと思う。

【千葉県の情報政策関連施策と課題】              千葉県総務部情報政策課

1 現在取り組んでいる情報化関連施策等

(1)現在策定されている情報化推進計画等
ア 千葉県情報化構想(平成12年12月策定)
・計画期間:概ね10年間
・施策の方向:@情報化推進環境の整備 A情報利活用能力の向上 B情報化による豊かな暮らしの実現 C情報化による産業の振興 D情報化による行政の高度化
イ 千葉県電子県庁推進計画(平成13年8月策定)
・計画期間:3年間
・施策の方向:@行政サービスの向上 A効率的な行政運営 B基盤整備
ウ 「情報化の推進」アクションプラン
・計画期間:1年間(毎年度策定)
・内 容:当該年度に実施する重点事業

(2)情報化推進に関する組織
ア 千葉県情報化推進本部(平成12年10月設置)
・構成員:知事(本部長)、副知事(副本部長)、各部局長(本部員)
イ 千葉県情報化推進懇談会(平成13年11月設置)
・構成員:有識者5名
ウ 千葉県広域行政ネットワーク連絡協議会(平成14年4月設置)
・構成員:県及び県内全80市町村
・内 容: LGWANの市町村接続に関する課題の検討
申請・届出等の手続きに関する汎用システムの共同運用に関する検討

2 情報化を推進する上での課題

(1)情報基盤地域格差の課題
情報基盤としての加入者系高速インターネット接続環境について、県内北西部(都市部)では民間主導により光ファイバ、ADSL、CATVと複数の手段が整備されているのに対し、東南部(山間部、農漁村部)ではISDNのみの提供となっており、地域格差が生じている。  
これを解消するためには、地域ニーズを結集して需要を確保し、民間事業者のサービス提供を促す方策が重要であると認識しているが、無線アクセスシステム(FWA)など少ない地元負担で加入者系基盤を構築できる方法についても検討していきたいと考えている。

(2)電子自治体構築に係る課題
e-Japan重点計画により、インターネットを活用した電子自治体を平成15年〜16年度に本格稼動していくことが要請されている。しかし、市町村財政が厳しいこと、市町村の人材が不足していること、合併など市町村の再編が検討される中、電子自治体構築までのスケジュールが時間的にきついこと等により、市町村での対応が遅れがちになっている。
   県としても、市町村における電子自治体の構築が円滑・効率的に行われるよう、システムの共同利用の推進や人材育成策など、適切な指導を行う必要があると認識している。

◆ 渡邊(千葉県商工労働部)      16:45〜16:51
中小企業のIT化(各市町村の商工会) インフラは整備できたので中小企業のIT化が必要だと思う。 使い方あってのインフラだと思うので、地域としての行政を含めた盛り上がりが必要だと思う。
◆ 村上 (関東総合通信局)      16:51〜16:59
通信を通じて(主にインターネットのFTTH、ADSL、CATVから無線LANなど)地域の活性化を各分野で具体的な形にしたい。 具体的には無線LAN(FWA)の周波数割り当てなどを行い、地方公共団体に使ってもらおうという研究会が進んでいる。新たな通信基盤ができると思う。 また、地域IXについても重要な問題だという認識があるので、勉強会を開きたい。 関東エリアでNPOなどとの連携をとりやっていきたい。
◆ 塩田 (千葉大学)         17:00〜17:03
多賀谷先生の代理で来ているが、インターネットは人類が始めて手にした巨大ネットワークという面から、サイエンス(紅葉数学的)部分で興味がある。 東総地域(川津さん)の地域情報化のお手伝いをしていて、川津さんがお話になったWG2に参加している。



11/1開催の「第一回千葉県情報化推進研究会」にお越し頂きました皆様、有難う
 ございました。
 そして、準備、会場設営・撤去等でお手伝い頂きました皆さん御苦労さまでした。
 企画段階も11/1の運営も、行政のしきたりや旧来の団体の会議形式とは並外れた
 内容で目が点だったかたもいらっしゃったかもしれませんが、激論バトルにまで
 話題の掘りさげが出来なかったのが残念でしたが、初顔あわせと言う事で御容赦
 いただいて、MLと次回のF2F研究会へ持ち越したいと思います。
 ●当初計画段階では20人前後がひざ詰めで話し合おうと、会議室を押さえたので
 すが、第一回目で30人を越えてしまったために、会場を県庁の多目的ホールに移
 して45名までの受付で一端締切りました。
 その後も問合せがありましたので、急遽枠を拡大しまして最終的には58名の参加。
 レイアウトは、当初のラウンドテーブルではフォクダンスが踊れるくらいになって
 しまうため、ボクシング観戦スタイルで三重の輪にして条件不利地域からの悩まし
 い現状とBBバックボーンの整備したあかつきにはの思い、地域で無線LAN構築して
 対応しはじめている南総IT推進協議会の事例に加えて、100Mバックボーン整備の
 MMS(幕張メデイアサーフィン)とベイタウン(幕張海岸側の高級マンション街)の
 先進事例の紹介。
 つづいて、TTnet、NTT、NTT DoCoMoの通信事業者からそれぞれ10円で話せる
 時間制限付で各社の今後の対応についての事業方向性の説明。
 さらに、県と総務省関東総合通信局から施策を、会長代理からまとめのコメントを
 いただき、またたく間の2時間が終わりました。
 懇親会も25名の予定が、当日ドタサンを含めて35名。それでも話し足りなくて
 14人が場所を変えて、口角泡を飛ばしての白熱した議論を深めました。
 いつもの事ながら、ネットワーカーの良さは事前にメ−ル交換しているので、初対 
 面であって、まったく初対面の感じがなく、旧知の友のように話しはじめられるの
 が特徴ですね....(笑)
 11/1夜21:30からの千葉TVのニュースでその模様は報道されました。

■案内文■第一回地域情報化推進研究会の情報交換会を開催したします

主催団体:NPO Knowledge Network

開催目的:千葉県地域ブロードバンド促進研究会(仮称)構想立ち上げの為
〜県内ブロードバンド空白地帯解消の為の具体的方策と産業振興〜

開催日時:2002年11月 1日(金)15:00-17:00 (14:30より入室可)

場所  :県庁本庁舎1階 多目的ホール

懇親会 :会議終了『プラザ菜の花1階「フロール」』にて懇親会の開催を致します

■サマリー
 以下の構想に基づいた情報交流と、個別問題の情報共有を目的とし、
改善策の検討の為の政策立案の準備会と致します。

▼千葉県地域ブロードバンド促進研究会(仮称)構想 - MLの説明

●本MLは、
 千葉県地域ブロードバンド促進研究会(仮称)構想
 の準備用に開設し、限定メンバーで構成しています。 
 
●情報流通と共有のために、個別案件であっても、MLで
 発言をするようにお願い致します。 
 2002.9.1より下記案件で運用を開始致します。

■1:名称
  千葉県地域ブロードバンド促進研究会(仮称)構想について

2:目的
  加入者系高速インターネット環境の地域格差の是正方策に関
  する研究を行い、
  実現可能な方策については関係者の協同作業により実施する。

  その他、
  地域情報化に関わる課題に関する研究・情報交換を行う。
  (地域ポータルサイト、住民リテラシーの向上等)

3:研究会の組織方法
  特定非営利活動法人ナレッジネットワーク〜略称:NPO K-Net〜
  (柳田公市理事長)内に千葉県地域情報化推進研究会(多賀谷一照会長)   
  を設け、そこをプラットホームとして地元市民、NPO、学術研究機関、  
  関連企業、IT関連団体、国、県、市町村関係者等でフラットなネットワー   
  クを構築して協働する。
4:研究テーマの例
  情報基盤の実体把握、産官の基盤整備政策の検討、情報リテラシーの向上、  
  コンテンツ作成、情報流通の促進啓発等  
5:研究会の進め方
  定例会議開催と同時にメーリングリスト(johokaPROJECT@egroups.co.jp)
  による問題提起、討議、他地域事例紹介、改善案等を日常的な情報流通で 
  円滑なコミュニケーションを取る事により集合会議の効率化をはかる。
6:目標
  大手民間事業者によるADSLサービスの導入を今年度内に数箇所程度
  で実現。新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業の15年度実施
(周辺地域で数箇所程度)。
  地域プロバイダまたはBPOによるADSL、無線LANサービスのモデル事業
  を今年度内に実施(ホットスポットまたは条件不利地での加入者サービス 
  を実施=情報基盤格差是正緊急促進事業を活用)
  FTTHの実現を目指した、基本計画の15年度立案実施。

(注)BPO=business process outsourcing
http://www.infoshop-japan.com/study/id10620_bpo_toc.html


■国
●高度情報通信ネットワーク社会の形成に関する重点計画
http://www.kantei.go.jp/jp/it/network/dai3/3siryou40.html

●情報通信白書
http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/whitepaper/ja/cover/index.htm

●電子政府の総合窓口
http://www.e-gov.go.jp/

■県
●平成13年2月の県議会報告千葉「民間主導のIT化について」
http://www.t-kohno.com/report4/2-1.html

●千葉県情報化構想の策定について(平成12年度)
http://www.pref.chiba.jp/syozoku/a_joushisu/kikaku/kousou/index-j.html

●千葉県情報化推進本部の設置について(平成12年度)
http://www.pref.chiba.jp/syozoku/a_joushisu/kikaku/honbu/index-j.html

●千葉県情報化構想「県内自治体の地域情報化施策の概要」(平成11年)
http://www.pref.chiba.jp/syozoku/a_joushisu/kikaku/kousou/docu/siryou/zititai.html

●千葉県地域情報化連絡協議会
http://www.pref.chiba.jp/syozoku/a_joushisu/chiiki/johokyo/meibo.html

■東総
●銚子市
http://www.city.choshi.chiba.jp/

■長生・山武

●長生・山武地方拠点都市地域整備推進協議会
http://www.chosei-sanbu.gr.jp/top.htm

●山武町
http://town.sambu.chiba.jp/

●山武IT推進協会
http://www.sambu-it.com/index.htm

■安房
●館山市
http://www.city.tateyama.chiba.jp/

●天津小湊町
http://www.town.amatsukominato.chiba.jp/

●天津小湊町へもブロードバンドを!
AmatsuKominato Broad Band Project
  http://sino.jp/akbb/

●南房総IT推進協議会
http://it.awa.jp/

■参考
●NPO Knowledge Network
http://NPOKnowledgeNetwork.org

●千葉大学
http://www.chiba-u.ac.jp/

●城西国際大学
http://www.jiu.ac.jp/

●千葉学芸高校
http://www.cgh.ed.jp/

●船橋市情報化推進計画(平成13年度)
http://www.city.funabashi.chiba.jp/kikaku/jyouhou/top-page.htm

●未来工学研究所
http://www.iftech.or.jp/

●NTT東日本千葉支店
http://www.nttchiba.com/

●東京電力千葉支店
http://www.tepco.co.jp/chiba/index-j.html

●NTT DoCoMo千葉支店
http://www.chiba.nttdocomo.co.jp/

●東京通信ネットワーク(Powerdcom)
http://www.ttnet.co.jp/



■NPO K-Net 設立の趣旨
  県では「夢と希望のある千葉県づくりを目指し、県民の視点からの政策づくりに取り組み、環境への過大な負荷を後世に残さない社会を構築し、豊かな自然を将来の世代に引き継ぐとともに、美しく潤いのあるふるさとの調和のある発展を図る」事を急務としています。
また「将来にわたる持続的発展を可能にするためには、日常生活、産業活動、社会基盤整備などあらゆる面において環境に配慮し、環境への負荷の少ない循環型社会づくりを進めることが重要になっている」としています。更に「ISO14001の審査登録機関による審査を経ての認証取得を契機として、環境づくり日本一を目指し、このシステムをより効果的かつ効率的に運用できるようさらなる努力をしていくとともに、環境配慮に努め、行政の効率的な運用に取り組んでいくこと」としています。
 このような状況を背景に特定非営利活動法人ナッレジネットワーク(略称)NPO K-Net (NPO Knowledge Network) は、JV:SVN(ジョイントベンチャーシリコンバレーネットワーク)を範として、千葉県にフォーカスした「知の網」による『生活の質の向上』を目指して民・産・学・官の協働による自立的な事業展開をしながら地域の再活性化に貢献して行きます。また情報通信技術を駆使したシンクタンク機能と実践事業の具体的な活動を展開致しますと共に、アドバイザリーボードには、各界からの識者・実学者に加わって頂きます。
肩書きをはずした「個の融合と自己実現」による社会貢献をし、オープンネス、フェアネスの精神で知の協働を致します。結果としてこのコラボレーションが地域振興の規範と成る事を目指します。「千葉で生まれて千葉に死にたい」「千葉で学んで千葉で仕事をしたい」
「他都道府県で育っても千葉で生活したい」と言うような魅力的な地域活性化をします。